今様花魁煙管・静

【今様花魁煙管・静】雁首、吸い口の素材は純銀。羅宇の色はアクアブルー。女性の白い手を静かに引き立たせ、気品を感じさせます。 きせる作りを生業とする唯一の職人・飯塚昇氏(新潟県燕市)により、1点1点手づくりされています。煙管の製作だけでなく、羅宇竹の買い付けに自ら国内外へ出かけるなど、ものづくりに対するこだわりは今なお健在。その煙管の一本一本が、伝統を引き継ぐ匠の技術に裏打ちされた、いつまでも飽きのこない、奥深い世界をつくりあげています。　【きせるについて】刻みたばこをきせるの火皿につめて吸う喫煙スタイルは、江戸時代に生まれたものです。刻みたばこは髪の毛ほどの細さで、この細刻みの技術の向上と共に火皿は小さくなり、日本独自の形が出来上がりました。江戸から明治にかけての300年間、きせるで嗜むたばこが一般的でした。　きせるは長い煙道に煙を通すことで、煙が冷やされ、刻みたばこ特有の香りが愉しめます。