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でゑのイヤリングを使ったコーディネート

Today's Coodinate. Resort Casual Style. もう周りはすっかりシャツ一枚になったにも関わらず 自分は少し薄着にはなったけど 基本的にまだジャケットを着用している。 それがこだわりと言うかトラッドの精神だから。 笑うなら笑え。おしゃれとは我慢する事にあるんだよ。 今回のポイントは少し写真では分かりにくいが イヤーカフをしているところ。 あ、ちなみに今回のフィッシャーマンズキャップは この間の台湾旅行に行った時に無くしたベレーをまた買いに行く為に寄った時 隣のレイジブルーに形は同じで素材が違うキャップが売っていた。 速攻飛びついた(=^ェ^=) 確か2千7百円だった。 買うしかない。 話を戻して今日はイヤーカフのお話。 イヤーカフなんて自分の歳位の男なら している人なんて滅多いない。 なんかチャラそうというかバカみたいに見える。 それでも自分がするのは敢えて理由がある。 初めて言うかもしれないが 自分は元々ジャズベーシストである。 一応有名なライブハウスとかに出ていたんで プロと言ってもいいと思う。 でもこれだけでは生活は当然出来ていなかったが かなり真剣にやっていた。 ちなみに自分はコントラバスも弾けるし エレキベースも弾ける。 真面目にジャズを勉強してしていたわけだ。 その時生涯この人の弟子になろうと決めた人がいた。 その人は遠山晃司と言う人なんだけど 世良譲さんとか峰純子さんと言う日本の大御所ミュージシャンと演奏している人だった。 保守本流で海外での活躍も多い人だったんだけど この人の演奏に徹底的に惚れた。 昔は先生が自宅で弾く姿を真正面に見ながら 正座して聞いたもんだ。 先生は何かを教えるという事は基本的にしなかった。 ダメな先生という事ではなくて自分の演奏から何かを感じろと言うのがスタイルだった。 だからひたすら何かを掴んでやるぞと先生の演奏に噛り付いて見ていたもんだった。 その先生はある時娘さんから誕生日のプレゼントにイヤーカフを貰った。 先生は娘さんを溺愛していたんでたいそう喜んで 演奏の場でもそのイヤーカフをしていた。 それが本当に土下座したくなるほどカッコよくて 自分もそれを真似したのだ。 と言うより単なる物真似ではなくて 先生へのリスペクトを意味している。 一生貴方の弟子ですという意味。 もう長い事お会いしてない。 結局自分は先生から離れたけど今でもそのリスペクトは忘れてないつもりだ。 昔、先生の前でモナリザと言う曲を演奏した事がある。 あのナットキングコールで有名な曲だ。 大好きな曲だったんだけど それをピアノを伴奏にしてソロで演奏した事がある。 それを腕組みして凄く苦虫を噛み潰した様な顔で先生は聞いていた。 程なく演奏が終わるとスックと立ち上がり自分の前にツカツカと寄ってきた。 自分は咄嗟に怒られるのかなと思い身構えたら先生はこう言った。 「お前は分かってる。音楽と言うものを分かってる。世の中にはいくら勉強しても分かってない奴も多い。でもお前は音楽と言うものを分かっている。」 …と。 もう感動のあまり「ありがとうございます。」と言うのが精一杯だった。 恐らく生涯生きていて1番嬉しかった事をあげよと言われたら このエピソードだろうなと思う。 それ程大切な思い出なのだ。 自分が東京に住んでいたのが最後だからもう16〜17年会っていない。 でも自分は何時までも遠山先生の弟子でいるつもり。 男のアクセサリーと言うものは 意味なく自分を着飾るものではない。 ではまた(=^ェ^=)ノシ

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でゑ

@fxhdc050 / 175cm / MEN

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