〜そうなんです in Italy① 〜 一昨年くらいの5月のお話。日本で1年ほど暮らしていたイタリア人ルカさんに招かれ、数名でイタリアへ行くことに。旅行の趣旨としては、日本文化を通じて各地を訪ねて交流しようというもの。 旅行4日目21時頃、ロミオとジュリエットの家で有名なヴェローナ地区からスイスとの国境にほど近いアルプスの山奥へ移動することに。順調に行けば4時間くらいの距離。着いたら即寝だな。 さて、車3台に別れてみんなで出発！ 車中は陽気なイタリア人女性、真面目なイタリア人大学生、おちゃらけ日本人、そしてぼくの4名。 冗談言いつつ車内は和気藹々。 しばらくすると高速道路が大渋滞。道路工事が始まったんだとか。 そこで他の車とははぐれたが、カーナビあるし余裕っしょ的なノリで進んでいく。 …いかん、寝てた。 もうすぐ着くかなー、と前の席を見るとイタリア人ふたりが尋常じゃなく騒いでる。 「No!! No batteria...!!!」 「★☆〆々〃＊ゞ＊＊batteria...」聞き取れない。 まあまあ落ち着いて。何があったの。 もうケータイの充電がないと慌てている。 ホテルに着いたら充電すればいいじゃない。 え、道に迷ったの？ あー、でもカーナビあるじゃない。 え。 カーナビ壊れてるの？？ お、おう。。 確かに今湖の上走ってることになってるね。 ちなみに横の席に目をやると、もうひとりの日本人はずっと寝てる。 えーと。。。 あ、ケータイのケーブルあるじゃない、ほらよかった。 前席安堵の溜息。直後落胆のため息。 そうか規格が違うね、だってこれ別の人の車だもんね。。。 なんで車交換したのかツッコみたかったけど、まぁそれどころじゃない。 ん！どこか家で電話借りるとか……でも夜中の2時半か。こりゃ無理だね。 窓から外を見ると、これはこれは真っ暗。日本で言うところのdocomoの電波が届かないくらいの田舎と表現すればいいかな。息白いし。 明日日本へ帰る予定なんだけど大丈夫かな。。。 さあどうする。 というところで続きは次回に。