20代前半の頃にカルト的な人気を博したTWIN PEAKSの続編を観ているのだけれど、当時熱狂した時とは『なんか違う感』が満載で、全くの別物を見せられている錯覚に陥っています。 この既視感はなんだろうと自己分析したところ、偶然昔好きだった人と再会した時、なんでこの人に惹かれたのだろうと自問する感覚に似ているのかもしれません。 きっと記憶はその当時の感情によって過剰に装飾され、ウィスキーのように年月を経て上手い具合に熟成されていくのでしょう。 IKKOさんの『まぼろし～～っ！！』は、この無常観を現代に問うた言葉では無いかと無駄な深読みをしているこの頃です。