ドラフトリーバイスに参加ということで、僕のリーバイスに因んだ思い出を書こうと思います。 初めてリーバイスを買ったのは中学生の頃だったと思います。とはいえ、リーバイスを欲しくて買ったわけではなく、店員さんに足が綺麗に見えるからと勧められ、言われるがままに買ったのが最初です。なので品番は覚えてません（笑） 履き込んで行くうちに徐々にリーバイスの持つ魅力に引き寄せられ、ファッション雑誌などでリーバイスの知識を蓄え始めましたのがこの頃でした。 そして数年後、僕が高校生の頃、訪れた空前のビンテージジーンズブーム。 ジーンズの王様リーバイスは当然の如くそのブームの表舞台の中央に躍り出ます。 501ダブルX、ビッグE、赤耳、66… 現行のジーンズでは出すことのできない、当時の製法でしか生まれない美しい色落ち、ビンテージならではの履き込んだ風合い、レトロなディテール…多くの人はその全てに魅了されました。もちろん僕もその1人です。 当時のビンテージジーンズを取り巻く環境は異様な程の過熱ぶりで、ファッション雑誌では毎号特集が組まれるなど、今でもはっきりとその凄まじい勢いを覚えています。 ご多聞にもれず、まんまと僕もそのブームの渦に飲み込まれ、お気に入りの一本のリーバイスを探す日々が始まりました。 そしてある日、友達数人と大阪のアメ村に初めて行くことになりました。 目当ては勿論ビンテージリーバイス。 ファッションに興味を持ち始めた田舎者の僕にとって、関西ではアメカジの聖地とも呼べるアメ村はあまりにも憧れで、巨大で、得体の知れない場所でした。 そして目当ての古着屋さんで初めて目にするビンテージリーバイスの数々…。 色落ちの美しさや、雑誌で見るだけだった数々のディテールを生で見ることができ、感動して震えました。 さすがに状態の良い物は何十万と言う値段がついており、なかには100万を超えるものも。リーバイスは当時のブームの凄まじさを物語る象徴でした。 そしてその日、僕は夏休みのバイトで貯めたお金のほとんどを一本のジーンズに放り込みました。買ったのはリーバイス501の通称66モデル。詳細は長くなるので割愛しますが、当時最も欲しかったモデルがこれだったので本当に嬉しかったです。 でも所詮は高校生のひと夏のバイト代。そんなに良いものは買えません。今思えばサイズもダボダボだったし、色落ちもかなり進んでましたが、僕にとって憧れの66を自分の物にしたという事実に心が踊ったのを覚えています。 そのあとフリマに立ち寄った時に、怖いお兄さんに普通の薄っぺらい、いかにも安そうな（500円くらいかな）スウェットをビンテージのスウェットだから買えと胸ぐらを掴まれて脅され1万円で買わされたのは良い思い出です。（アメ村の洗礼！！） 話が少しそれましたが、リーバイスの思い出はこんな感じで他にもたくさんありますが、とても長くなるのでそれはまたの機会に。 で、今回履いているのは501のブラックジーンズです。インディゴの色落ちも良いですけど、ブラックの色落ちの方が個人的には好きです。ブラックからグレーにかわるんですよね。うん。 このジーンズ、実は長らく履いてなかったんですが、タンスの奥から今回の為に引っ張り出してきました。すると一緒に懐かしいものが見つかりました。 それはWTAPSのTシャツ！！ 17年前、20歳位の時に買ったやつです。 ここに居たのかみたいな（笑） 熟しに熟したビンテージブームが終焉を迎え、次に訪れたのは裏原ブーム。（分からない方ごめんなさい） またしてもご多聞にもれず、その熱いムーブメントの真っ只中に身を投じた頃を思い出しました。 そんな20年近く前のことを思い出しながらコーデを組んでみました。実はアウターも17年前に買ったものです。これもリーバイスと一緒に出てきました。 そんなこんなで、ノスタルジーに浸られせてくれたドラフトリーバイスとWEARに感謝です。って感じで締めたいと思います。 最後までお付き合い頂きありがとうございます^ - ^ え？ で、その66はどこに行ったかって？ どこかにあると思います。 たぶん（笑） 419.